ビル経営のメリットとデメリット
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さて、ビル経営(不動産投資におけるビルの所有や運営)にはさまざまなメリットとデメリットがあります。
ビル経営のメリット
●安定した収入源: 一般的にビル経営は利回りが良く、投資資金の回収がしやすい傾向にあるといわれています。その理由としては、まず住居用に比べ賃料が高いということが挙げられます。
また、立地の良さや、管理が行き届いているビルは、空きがでても次のテナントが決まりやすく、高い稼働率を維持できると利回りも下がりにくくなります。
●資産価値の増加: 特に需要の高い地域や成長市場での不動産投資は、資産価値アップにつながる可能性があります。
●税制上の優遇: 不動産投資にはさまざまな税制上の優遇あり、上手く活用できれば節税対策になります。
例えば、ビル経営は所有不動産が賃貸用になるため、相続時に評価額の減額ができ、相続税対策になります。
●リスク分散:投資先を分けることで、投資リスクを分散することができます。
ビル経営のデメリット
●空室リスク: ビルが空室である期間は、賃貸収入が得られないため、収益に影響が出ます。
●メンテナンスと修繕費用: 定期的なメンテナンスや修繕にコストが発生します。災害時など、時には思いもよらない支出が必要となることがあります。
●市場変動の影響: 不動産市場の変動や景気の影響を受けるため、市場の変動によって資産価値が減少したり、テナント誘致に苦戦する可能性があります。
ビル経営の費用・収入
ビル経営にかかる費用や収入、収益について考えてみましょう。
ビル経営の初期費用
《ビル経営の初期費用 目安》
建築費=坪単価×延床面積
諸経費=建築費の10%程度
ビル経営のランニングコスト
《ビル経営 主なランニングコスト一覧》
税金 | 固定資産税等 |
保険料 | 火災保険料等 |
管理費 | 警備費、清掃費、点検費等 |
消耗品 | トイレットペーパーやハンドソープなどの備品 |
修繕費 | 設備(空調・排水管等)の修理やメンテナンス等 |
ローン返済費 | 建築費の返済 |
ビル経営の収入
《ビル経営 収入項目一覧》
項目 | 支払う者 | 詳細 | |
主な収入 |
賃料 | テナント | 貸室の利用料 |
共益費 |
テナント | 共用部や建物設備の維持・修繕費 | |
敷金・保証金 |
テナント | 契約時に預かる。室内の破損や汚損、家賃滞納や原状回復費はここから補填するのが一般的 | |
副収入 |
広告看板設置料 | 広告出稿者 | 屋上等、ビルの一部に看板等の広告を設置して得られる利用料 |
自動販売機設置料 | 飲料会社 | 自動販売機をビル内に設置して得られる賃料 |
ビル経営は一般的に安定的な投資と考られています。
しかし、リスクや不確実性も存在するため、慎重な計画が必要です。個々の状況や市場の状態によっても異なるため、投資前には十分な調査とアドバイスを受けることが重要です。
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